事業を通して社会に貢献する組織
会社とは「事業」を通して社会に貢献する組織です。事業とは、会社がモノやサービスを顧客に提供して、お金を受け取る活動を指します。
では会社はなぜお金を受け取る必要があるのでしょうか。
それは、事業を続けるためです。
モノやサービスを顧客に提供するためには建物や原材料、機械などの資源が必要です。また、開発や生産、流通、販売などさまざまな活動を通して働いている人々がいます。そして、これらの活動に使われた資源や人々の貢献に対して、対価(費用)を支払う必要があります。
しかし、会社がお金を受け取らないと、費用を支払うことができなくなってしまいます。たとえどんなに素晴らしい事業であっても、お金が尽きてしまうと続けることができず、事業を続けることができなくなります。
そこで、モノやサービスを提供し、そこに使われた資源と人々の貢献への対価(売上)を顧客から受け取ることで事業を、ひいては社会への貢献を長い間続けていくことができるのです。
では会社はいくらの売上を顧客からいただけばいいのでしょうか。
会社が事業を続けるためには費用よりも多くの売上が必要になります。なぜなら、売上から費用を引いた残り(利益)を出すことで、会社を存続する保険としての蓄えや、さらによいモノ・サービスの提供のための資金に使うことができるからです。
利益がなければ、万が一のときにお金が尽きる可能性があり、より良いモノやサービスを提供することもできなくなります。
利益は会社の目的ではありません。会社の目的は事業を通して社会に貢献することです。しかし、事業を続けるためには利益が必要です。
事業を通して利益を出し、モノやサービスを提供し続けることが会社にとって大切です。
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